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目次
チャットGPTで文章を校正&添削してより良くしたい
Open AIによるチャットによる会話形式の情報探索や会話が楽しめるサービス「チャットGPT」が話題になっています。
当記事では以下のトピックについて解説します。
- チャットGPTに命令文と校正したい文章を入力すると、校正された文書が返される
- 日本語文書の校正&チェック用のチャットボットGPTs「Nihongo Checker」を公開中
- 文章を校正しよりよくできる具体的な命令文(プロンプト)の書き方の例
チャットGPTで命令文(プロンプト)を使い文章を校正するポイント
作成済みの文章をチャットGPTへ読み込ませて、より良い文章へ校正&添削することができます。
チャットGPTは会話型の生成AIサービスであるため、人間の問いかけに柔軟に応答します。
しかし、文章の校正や添削などの仕事や課題にあたるような作業をChatGPTへ任せる場合は、簡潔で分かりやすい命令文(プロンプト)をチャットGPTへ送ることが重要です。
チャットGPTに正確に校正をおこなせるためには、命令文+校正したい文章を改行しスペースをつくり、チャットGPTが指令を理解しやすくなるよう工夫するのがポイントです。
日本語文書の校正に便利なGPTs「Nihongo Checker」
当サイト「アプリポ」の運営者は、日本語の文章をチャットボットに送信すると、自動的に
- 誤字脱字の修正
- 漢字や熟語の誤りの修正
- 句読点をより自然な位置へと修正
- 半角や全角が混ざった英数字の修正
など、不自然な部分を一括で修正した文章を返すChatGPTのAIチャットボット「Nihongo Checker」を作成しました。
現時点では、Nihongo Checkerをはじめ、さまざまなユーザーが公開しているGPTsの利用にはChatGPTへのログインとChatGPTの月額有料プランの契約が必要です。
Nihongo Checkerを使ってみる(ChatGPT Plusユーザー限定)
Nihongo Checkerへ修正したい文章を入力すると、
以下のように訂正後の文章と訂正箇所のリストが返ってきます。
どのような誤りが文章中に含まれていたのかが明確に返ってくるようにチャットボットをカスタマイズしました。
GPTsの作成にはChatGPT有料プランを利用しているユーザーのみが利用できる「GPTs Builider」を用いています。
チャットGPTへ送る命令文の例
送信した命令文と校正対象の文章
チャットGPTに文章の校正や一般的な添削をしてもらい、より良い文章へと改良したい場合は以下のような型の命令文を送ります。
プロの編集者として、以下の入力文の中で文法的な誤りを見つけ出し、正確な表現へと修正してください。
ここに校正対象の文章を入力
プロの編集者として、以下の入力文の中で文法的な誤りを見つけ出し、正確な表現へと修正してください。
チャットGPTは無料で会員登録(アカウント作成)が必須
チャットGPTを使うためには、無料の会員登録とログインを済ませる必要がありますが。
無料の会員登録(アカウント作成)には、
受信可能なメールアドレス
SMSが受信できる携帯電話番号
安全なパスワードの文字列
を用意する必要があります。
登録中にFirst nameとLast nameの入力欄がありますが、イニシャルやニックネーム等でも問題ありません。
チャットGPTの公式サイトで、スマホやPCのブラウザから簡単に登録できます。
チャットGPTによって校正された文章
チャットGPTを利用するには、無料の会員登録とログインが必要です。
無料の会員登録(アカウント作成)には、以下の情報を用意する必要があります:
受信可能なメールアドレス
SMSが受信できる携帯電話番号
安全なパスワードの文字列
登録中には、First nameとLast nameの入力欄がありますが、イニシャルやニックネームなどでも問題ありません。
チャットGPTの公式サイトでは、スマートフォンやPCのブラウザから簡単に登録できます。
今回の校正により、以下のような改良が数秒間で完了しました。
- 見出しが本文の内容をカバーする一文に改良された(無料会員登録が必要→無料会員登録とログインが必要)
- 校正前の文章より、無料会員登録に必要な情報の説明文が簡潔に理解しやすく改良された
- スマホなど略語が正式名称(スマートフォン)に修正された
- ⚪︎⚪︎等という表現が⚪︎⚪︎などへ修正され、より幅広い人が読みやすくなった
一方で、以下の部分の表現はわかりづらく変更されました。
- 登録中にFirst nameとLast nameの入力欄がありますが〜→登録中には、First nameとLast nameの入力欄がありますが〜
上記のように、チャットGPTのAI文章校正機能は完全ではなく、校正前と比べて間違った文章になったり、わかりづらい文章へと書き換えられてしまう場合もあります。
AI(人工知能)も当然ながら完全な知能ではありません。人間の知能がミスを犯すのと同様に完全ではないことに注意しましょう。
チャットGPTは誤字脱字やスペルミスの修正が得意
チャットGPTに誤字脱字やスペルミスを修正してもらうには、以下の型で命令文を送ります。
プロの編集者として、以下の入力文の中で誤字脱字やタイプミスを見つけ出し、正確な単語へ修正してください。
ここに校正対象の文章を入力
誤字脱字をチャットGPTに修正してもらう前
今回は筆者が誤字脱字をランダムに文章中に仕込みました。
- チャッとGPT(誤ったひらがなの混入)
- 文字烈、入力蘭(漢字の間違い)
- アカウン作成(脱字)
誤字脱字をチャットGPTに修正してもらった後
以下の誤字脱字がチャットGPTにより数秒で修正されました。
- チャッとGPT→チャットGPT
- パスワードの文字烈→パスワードの文字列
- アカウン作成→アカウント作成
- 入力蘭→入力欄
チャットGPTで真面目な文体をカジュアルで明るい文体に簡単にチェンジ
チャットGPTに真面目で堅い文章を、カジュアルで親しみやすい文章に簡単に書き換えることができます。以下の型で命令文を送ります。
プロの編集者として、以下の入力文を親しみやすいフランクな文章に校正してください。
ここに校正対象の文章を入力
カジュアルで親しみやすい文章に変換してもらう前の文章
チャットGPTによってカジュアルになった文章
文章の雰囲気が大きく変わり、明るいトーク風の文へと組み替えられ、!マークや超⚪︎⚪︎など、ビジネスライクではないフランクでカジュアルな文章になりました。
チャットGPTで日本語を学習中の外国人にも理解しやすいやさしい日本語へと校正
チャットGPTに日本語を学習中の外国人にもわかりやすい日本語へと校正してもらうには、以下の型で命令文を送ります。
プロの編集者として、以下の入力文を日本語学習中の外国人でも理解しやすい文章へと校正してください。
ここに校正対象の文章を入力
外国人が理解しやすい日本語への校正前
外国人が理解しやすい日本語へとChatGPTが校正後
以下の表現がより分かりやすく校正されました。
- 受信可能な→受信できる
- 会員登録→アカウントを作る
- する必要があります→してみてください
- 問題ありません→大丈夫ですよ
上記に加えて、
- 何か質問があれば気軽にどうぞ!
という案内が追加され、わからないことがあれば気軽に聞いてみたくなる雰囲気になりました。
チャットGPTは柔軟に様々な文章へと簡単に書き換えができる
大正時代の日本語風の文体への変換をチャットGPTに命令する
プロの編集者として、以下の入力文を大正時代に使われていた日本語の文体へと変換してください。
ここに校正対象の文章を入力
チャットGPTによる変換結果
大正時代になかったはずの最新のIT技術やAI技術が、昔の丁寧な日本語の文体で解説されています。
若者が親しみやすい文体への変換をチャットGPTに命令する
プロの編集者として、以下の入力文を日本人のZ世代のティーンエージャーが親しみやすい文体へと変換してください。
ここに校正対象の文章を入力
チャットGPTによる変換結果
カジュアルでフランクな日本語へと大幅に書き換えられましたが、正確に現在の若者が使う日本語を把握できていない(少し古い?)ような気もします。
チャットGPTの出力結果の理由や情報源を知る方法
チャットGPTによる文章の構成や変換の結果に納得できない場合や、どのような基準や情報を使って変換したのか知りたい場合は、以下のような質問をチャットGPTに投げかけてみましょう。
- (例)あなたがこの回答を出す際に、どのような情報源を使って、どのような基準で文章の書き換えに取り組みましたか。
以下のように、今回の文章の書き換えに使われた情報源と理由が返ってきました。
本ページの情報は2024年1月12日時点の情報です。最新の情報については必ず各サービスの公式サイトご確認ください。
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