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イーロンマスク氏の買収でX(旧Twitter)が青色認証バッジを有料で販売へ
電気自動車のテスラや宇宙開発事業で有名な実業家のイーロン・マスク氏が、2022年10月にX(旧Twitter)運営会社を巨額で買収し、X(旧Twitter)の機能や仕様・方針が激変しています。
X(旧Twitter)のマスク氏による買収完了、上場廃止は11月8日(公式)
当記事では以下の事柄について解説します。
- X(旧Twitter)の認証バッジ(青色チェックマーク)はTwitterブルーで販売するも受付を一時停止中(2023年8月現在は受付再開)
- 英語圏では2022年12月12日に受付再開予定で価格はWebやAndroidからの申し込みで月額8ドルでApp Storeの場合11ドル
- バッジを見ただけでは青色認証バッジが付いた理由がわかりづらくなったが企業公式認証バッジはゴールドに変更
- 青色認証バッジをタップするとバッジの取得理由が表示されて見分けることが可能
X(旧Twitter)の青色の認証バッジはTwitter Blueで販売
X(旧Twitter)ではイーロン・マスク氏の買収前から有料のサブスクリプションサービスとして「Twitterブルー」を米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドといった一部の英語圏の国々で提供していました。
イーロン・マスク氏の買収前までは、Twitterブルーは一定時間後までポストを取り消しすることができる機能やX(旧Twitter)の操作性やカスタマイズ機能が向上する月額の有料サービスでした。
イーロン・マスク氏のX(旧Twitter)運営会社買収後は、Twitterブルーの一機能として、従来は一部の一定以上有名なユーザーのみに付与されていた青い認証バッジ(チェックマーク)がTwitterブルーの月額料金を支払うことで取得できるように仕様が変更されました。
X(旧Twitter)の英語版公式ヘルプにも以下のように記載されています。
原文:
A blue checkmark may mean two different things:
the account has an active subscription to the new Twitter Blue subscription service and has met our eligibility criteria or
the account was previously verified under the legacy verification criteria (active, notable, and authentic).翻訳:
青いチェックマークは、2つの異なる意味を持つ場合があります。
アカウントが新しいTwitter Blueサブスクリプションサービスにアクティブに加入しており、当社の適格基準を満たした場合、またはレガシー認証基準(アクティブ、注目、本物)の下で過去に認証されたアカウント。
Twitterブルーの現在の提供機能の詳細は、X(旧Twitter)公式ヘルプ(英語版 or 日本語版)にも記載がありますが、英語版の情報がより最新になる傾向があります。
今後はTwitterブルーユーザーに青バッジを付与し企業はゴールド・公的機関はグレー色に
2023年8月現在、認証バッジは以下の3色に分かれています。
- 青色→従来の基準で認証済みのアカウント or 有料のTwitter Blueユーザー(一般人も含む)
- ゴールド(黄色)→新制度で本物のビジネスアカウントの認証を受けた企業やブランド
- グレー→新制度で本物の公的機関や国際機関として認証を受けた団体や個人
青色認証バッジが付与されるTwitterブルーは日本でも提供開始
英語圏の一部の国々ではTwitterブルーに申し込み月額料金を支払うと青色の認証バッジが追加される仕組みになっており、バッジを求めるユーザーが殺到していました。
しかし、なりすましユーザーなど多くの問題が発生したことから、X(旧Twitter)運営は対策的な意味合いで一時的にTwitterブルーの新規受付を停止しましたが、2022年12月12日には受付を再開しています。
2023年1月11日、日本でもTwitterブルーの提供が開始されました。
iOS・AndroidのX(旧Twitter)公式アプリから購入した場合は月額1,380円、Webブラウザ版のX(旧Twitter)から申し込む場合は月額980円です。
認証バッジの有料付与はイーロン・マスク氏が延期を発表したが12月に再開
イーロン・マスク氏は英語圏の一部の国で提供していたTwitter Blueでの青色の認証バッジの有料付与は2022年11月29日に再開予定としていましたが、
Punting relaunch of Blue Verified to November 29th to make sure that it is rock solid
— Elon Musk (@elonmusk) November 15, 2022
2022年11月22日のポストでは、日程が延期となったことを明らかにしています。
また、個人アカウントと組織アカウントでは認証バッジの色を変えるアイデアがあることも発表しました。
Holding off relaunch of Blue Verified until there is high confidence of stopping impersonation.
Will probably use different color check for organizations than individuals.
— Elon Musk (@elonmusk) November 22, 2022
2022年12月12日には、Twitterブルーの新規受付を再開しています。
著名人のアカウントであることを示す意味としては使いづらくなる
従来のX(旧Twitter)の青色のチェックマークは、X(旧Twitter)による独自の審査基準により、公益性のあるアクティブかつ注目度の高い本人のアカウントであることを示す役割を担っていました。
しかし、イーロン・マスク氏のX(旧Twitter)運営会社買収後は大きく方針が変更され、Twitterブルーの月額料金を支払い続けることで青色のチェックマークの認証バッジを一般のユーザーであっても取得することができるようになりました。
そのため、青色の認証バッジが付いているだけでは、単にTwitterブルーの月額料金を支払っているだけのユーザーなのか、過去の基準で注目度や公益性の高い本人アカウントとして選定されたのか?違いがわかりづらくなりました。
今後は新しい基準であるTwitterブルーの有料ユーザーの場合に青色認証バッジが表示されるユーザーの割合が増え、かつての有名度や公益性の高い本人アカウントであることを示す役割は薄れていきそうです。
we’re relaunching @TwitterBlue on Monday – subscribe on web for $8/month or on iOS for $11/month to get access to subscriber-only features, including the blue checkmark 🧵 pic.twitter.com/DvvsLoSO50
— Twitter (@Twitter) December 10, 2022
青色バッジはTwitter Blueの契約者か著名で信頼に値するアクティブなアカウント
2023年8月現在、ゴールドとグレーのバッジのあるアカウントは新しい制度で企業や公的機関の正式なアカウントとしてTwitterが認証したユーザーのため、アカウント乗っ取り等特殊な状態でない限りなりすましではありません。
青色のバッジは
- Twitter Blueのサブスクリプション契約者
- 著名で信頼に値するアクティブなアカウント
上記の2点を意味するバッチとなっており、認証済の公的機関にはゴールドやグレーのバッジが付くようになっています。
以前は、
- Twitterブルーの有料ユーザーの場合→「このアカウントは、Twitter Blueにサブスクライブしているため認証されています」
- X(旧Twitter)の独自基準により著名人や注目度の高い人物の本人アカウント→「従来の認証済みアカウントです。注目されているアカウントの場合とそうでない場合があります。」
と表示されていましたが、現在では「認証済アカウント」のみの表示と変更されています。
お役立ちリンク:twitter公式ヘルプセンター
画像引用元&出典:twitter
本ページの情報は2023年8月16日時点の情報です。最新の情報については必ず各サービスの公式サイトご確認ください。
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