格安SIMのeSIMで音声通話対応&電話機能ありのプランを比較

eSIMを使える格安SIMの音声通話プランはどう違う？

eSIM端末は、2022年から順次導入されている、本体にSIMが内蔵された形式の端末です。

SIMカードの取り扱いがないため、カード挿入の際の損傷や静電気の影響を受けず、さらに、手続きもオンライン上で完結することができます。

また、eSIM端末で音声通話プランをを使おうとしている人は、どのキャリアが使いやすいか、月額料金がどのくらいなのか比較したい人もいるでしょう。

そこで、当記事では、eSIMに対応している格安SIMサービスの音声通話プランの料金や通話料金、通話品質について、一覧をもとに比較解説します。

eSIM対応格安SIMの音声通話対応状況と料金プラン、通話料金などの比較

比較解説するのは、現在eSIMを提供している以下の格安SIMサービスです。

独自の通信網を持つ大手キャリア（MNO）のオンライン専用プラン

• ahamo
• povo 2.0
• LINEMO

MNOだが格安のプラン

• 楽天モバイル

大手キャリアのサブブランド

• UQモバイル
• ワイモバイル

MNOから設備を借りているMVNO

• IIJmio
• LinksMate
• 日本通信SIM

LINEMOはeSIM対応で音声通話対応

LINEMOのプラン料金や通話料金、通話品質は以下の通りです。

• 音声通話プランはあるか：ある
• プラン料金：3GB 990円、20GB 2,728円
• 通話料金：30秒22円
• 通話品質：標準の電話アプリと同じ

LINEMOは、メッセージアプリのLINEで使うデータがカウントされない、「LINEギガフリー」が全てのプランで適用されます。

メッセージ送信や、音声通話、ビデオ通話など、基本的な操作は使用データ量に加算されないので、LINEをよく使う場合はおすすめです。

また、LINEMOには以下の通話オプションがあります。

• 5分以内通話かけ放題：550円/月
• 通話かけ放題：1,650円/月

povo 2.0はeSIM対応で音声通話対応

povoのプラン料金や通話料金、通話品質は以下の通りです。

• 音声通話プランはあるか：ある
• プラン料金：基本料金0GB0円
• 通話料金：30秒22円
• 通話品質：標準の電話アプリと同じ

povoの場合、月額料金が固定で決まっているわけではなく、月毎に自分が使うデータ量分のトッピングを購入する形式となっています。

トッピングの内容は以下の通りです。

• データ使い放題(24時間)：330円/回
• データ追加3GB(30日間)：990円/回
• データ追加20GB(30日間)：2,700円/回
• データ追加60GB(90日間)：6,490円/回
• データ追加150GB(180日間)：12,980円/回

また、povoには以下の通話オプションのトッピングがあります。

• 5分以内通話かけ放題：550円/月
• 通話かけ放題：1,650円/月

トッピングのため、月によってつけるか付けないかを気軽に選ぶことができます。

ahamoは音声通話対応

ahamoのプラン料金や通話料金、通話品質は以下の通りです。

• 音声通話プランはあるか：ある
• プラン料金：20GB 2,970円、100GB 4,950円
• 通話料金：5分以内であれば何回でも無料、それ以降は30秒22円
• 通話品質：標準の電話アプリと同じ

ahamoの特徴の1つとして、基本料金に5分以内通話かけ放題が含まれているというものがあります。

そのため、わざわざオプションを追加しなくても、5分以内の通話であれば何回かけても無料です。

もし、かけ放題オプションを付けたい場合は、月額1,100円でつけることができます。

UQモバイルはeSIM対応で音声通話対応

UQモバイルのプラン料金や通話料金、通話品質は以下の通りです。

• 音声通話プランはあるか：ある
• プラン料金：4GB 2,365円、15GB 3,465円、20GB 3,278円
• 通話料金：30秒22円
• 通話品質：標準の電話アプリと同じ

UQモバイルの場合、対象のインターネット回線かauでんきとセットにすると、自宅セット割を適用することができます。

割引後の料金は、4GB 1,078円、15GB 2,178円、20GB 3,278円となります。

また、UQモバイルには以下の通話オプションがあります。

• 通話パック（1ヶ月60分まで無料）：550円
• 通話放題ライト：880円
• 通話放題：1,980円

ワイモバイルはeSIM対応で音声通話対応

ワイモバイルのプラン料金や通話料金、通話品質は以下の通りです。

• 音声通話プランはあるか：ある
• プラン料金：3GB 2,178円、15GB 3,278円、25GB 4,158円
• 通話料金：30秒22円
• 通話品質：標準の電話アプリと同じ

ワイモバイルの場合、対象のインターネット回線を契約すると全ての回線で月額-1,188円の割引を受けられます。

また、家族でまとめてワイモバイルに契約すると、2回線目以降は月額-1,188円の割引が適用されます。

割引後の料金は、3GB 990円、15GB 2,090円、25GB 2,970円となります。

また、ワイモバイルには以下の通話オプションがあります。

• だれとでも定額（10分以内通話かけ放題）：770円
• スーパーだれとでも定額（かけ放題）：1,870円

楽天モバイルはeSIM対応で音声通話対応

楽天モバイルのプラン料金や通話料金、通話品質は以下の通りです。

• 音声通話プランはあるか：ある
• プラン料金：0~3GB未満 1,078円、3~20GB未満 2,178円、20GB~ 3,278円
• 通話料金：専用アプリからの通話は0円、標準通話の場合30秒22円
• 通話品質：専用アプリを使った場合は電波状況に依存

楽天モバイルには、Rakuten Linkという専用の通話アプリがあります。

このアプリから発信すると、どれだけ通話しても通話料無料で使用可能です。

ただし、通話時は電話回線ではなくテータ通信を利用しているため、電波状況やWi-fiの接続状況に通話品質が依存してしまいます。

もし、電波状況が良くない場合は、標準通話アプリを使うのも一つの手です。

また、楽天モバイルには標準通話のかけ放題オプションも月額1,100円で存在します。

LinksMateはeSIM対応で音声通話対応

LinksMateは、株式会社LogicLinksが提供する格安SIMサービスです。

LinksMateのプラン料金や通話料金、通話品質は以下の通りです。

• 音声通話プランはあるか：ある
• プラン料金：100MB 517円から、1TB 49,852まで多種多様なプランを用意
• 通話料金：専用アプリからの通話で30秒11円、30秒22円
• 通話品質：専用アプリを使った場合は電波状況に依存

LinksMateは、カウントフリーオプションに申し込むと、対象のゲームやコンテンツ、SNSの通信カウントが90%以上オフになるという特徴を持っています。

また、LinksMateには標準通話の10分間かけ放題オプションも月額935円で存在します。

日本通信SIMはeSIM対応で音声通話対応

日本通信SIMは、日本通信株式会社が提供する格安SIMサービスです。

日本通信SIMのプラン料金や通話料金、通話品質は以下の通りです。

• 音声通話プランはあるか：ある
• プラン料金：1GB 290円、6GB 1,390円(70分/月通話無料)、20GB 2,178円、3GB 2,728円(かけ放題付き)等
• 通話料金：30秒11円
• 通話品質：標準の電話アプリと同じ

日本通信SIMの場合、専用のアプリなしで、通話料を抑えた通話が可能です。

1GBのプランの場合、70分/月通話無料オプションを月額700円、かけ放題オプションを月額1,600円でつけることができます。

また、20GBのプランの場合、かけ放題オプションのみ月額1,200円でつけられます。

IIJmioはeSIM対応で音声通話対応

IIJmioは株式会社NTTインターネットイニシアティブが提供する格安SIMサービスです。

• プラン料金：2GB 440円、4GB 660円、8GB 1,100円、15GB 1,430円、20GB 1,650円
• 通話料金：30秒11円
• 通話品質：標準の電話アプリと同じ

また、IIJmioひかりとセットにすることで、1回線あたり月額660円の割引を受けられます。

eSIM格安SIMの音声通話対応プランを比較して、自分にあった回線を選ぼう

eSIMに対応している格安SIMサービスの音声通話プランの料金や通話料金、通話品質について比較解説しました。

結果、月に使うデータ量によって、お得に使える格安SIMは変わってきます。

また、楽天モバイルのように、通話品質がたまに悪くなる可能性があるが無料通話ができるプランもあり、通話品質をどれだけ重視するかによっても選ぶべきプランは変わりそうです。

自分がいつも使用しているデータ量や、仕事用で主に使うなどの通話用途、通話頻度を考えたうえで、使うプランを選びましょう。

この記事が、あなたの参考になれば幸いです。

本ページの情報は2023年9月19日時点の情報です。最新の情報については必ず各サービスの公式サイトご確認ください。